アルカリ性の・・・2剤の役割についての考察

  パーマ液の2剤 ・・・・・ 「臭素酸NA」、「ブロム酸NA」が・・・主成分で中性や弱酸性なんです!

 

                       他には「過酸化水素水」などもありますが

 

                  「医薬部外品」ではない、化粧品登録の「薬剤」には・・・

 

                      「臭素酸NA」か「ブロム酸NA」と指示されております!

 

                       ほとんどの2剤は ・・・・・ 弱酸性なのですが?

   
   

 

   この「プライア・アドール」の2剤は

 

   アルカリ性の臭素酸NA(ブロム酸NA)なのです!

 

  まあ、アルカリ性と言っても「セスキ炭酸NA」という

 

  重曹(炭酸水素NA)より弱いアルカリが使われてます

 

     アルカリ度 は ・・・ かなり 弱いのです!

        なぜ? アルカリ性なのか・・・

  中間水洗した後でも ・・・・・ アルカリ性の1剤で「還元・軟化・膨潤」された髪にとっては

 

                    いきなりの酸性2剤では、収斂作用でキューティクルも閉まって

 

                  結果、髪内部の「SーS再結合」も促進されにくく、過収斂や残留物により

 

                        「ゴワついたザラザラ」の硬い感触がのこりやすい!

 

                        特に ・・・軟毛、ダメージの進んだ髪には注意が必要!

 

  

 

アルカリブロム酸を使った場合 ・・・・・ 収斂させずに「SーS再結合」は、内部までゆっくり進み

 

                             残留物も流れやすいと思うので「しなやか」で

 

                             手触りのよい「柔らかな感触」に・・・

 

                             カキタンニン・etc で残臭も少ない・・・

 

                            段階的な「酸化」や「適度な収斂作用」

 

                              プロセスに組み込まれてるのか?

   ビフォー
   ビフォー
    ロッド ON
    ロッド ON

   右がアルカリブロム酸
   右がアルカリブロム酸
   ロッドアウト、右がアルカリブロム酸
   ロッドアウト、右がアルカリブロム酸

  右、アルカリブロム酸
  右、アルカリブロム酸

 

     「金髪ハードダメージ毛に、5LVカラー直後」の設定にてテスト!

 

                 前処理なし

 

     1剤 還元タイムは2分、  中間水洗3分、 クリープタイム7分、2剤は7分×2回

 

            ロッドアウト後、「弱酸性の後処理」!

    

      左のロッドは普通のブロム酸、  右のロッドがアルカリブロム酸

 

 

        写真では解かりにくいが、仕上がりの毛先部分に大きな違いがある・・・

 

 

       推測なのだが、ロッドにペーパーで巻きこまれた毛先は・・・中間水洗も届きにくく

 

         酸性ブロム酸で閉じられてしまうと?・・・髪内部に残留物がのこりやすい!

 

 

            もしくは、毛先のダメージ度が・・・最初から違ってた?(爆)

 

       どちらにしても、最期に髪を「等電点」、「疎水性」に導くのは当たり前なのですが(笑)

 

            「ザラザラとした感触」には・・・仕上げたくニャイ!